作業標準を徹底し作業ミスをなくせるか?






作業標準を徹底し作業ミスをなくせるか?

  材料を加工するマシンがあります。 材料を加工するマシンを生産計画どおり運転し、 規格内に収まった製品を生産するのが作業目的です。 マシンを運転していると、加工作業中にバイト刃が欠けます。 すると、加工面が傷だらけになって不良品になってしまいます。

バイト刃の欠けを見つける作業課題

  マシンの前にずーと立っていれば、音でバイト刃の寿命がわかります。 チェックリストを作成し、マシンの加工音をチェックリストに加えます。 モーターの負荷電流もわずかに変化します。電流値がおかしくなるので、 負荷電流メーターを見てるとわかります。 加工電流の変化もチェック項目に加えて、目視で監視します。

負荷電流メーターを監視する作業

  チェックシートを持って、確認作業中には、監視はできています。 しかし、作業者はずーと立って見てるわけにはいかないのです。 仕事は、たくさんあります。

作業を自動で行える改造

  そこで、マシンを改造し、作業標準内容も変更します。 電流メーターリレーをつけて、電流の異常があった時に止まるよう マシンを改造します。電流の監視をマシンで行うよう改造します。 人の作業は、 ロットが変わるたびにメーターリレーをセットして、 マシンを運転します。加工内容にあわせて電流値を決定し、 決められた手順に基づいてメーターリレーをセットする作業とします。 正しくセットできたらチェックリストに追加して、 差長手順、作業内容に間違いがないように作業標準を決定し、 作業の習慣化を図ります。 メーターリレーも、新しい作業標準も、うまく機能して、 マシンは異常値が発生した時、ちゃんと止まって、 不良品がたくさん出る前に、欠けたバイト刃を交換できます。

設定を忘れる問題

  メーターリレーはうまく動作します。 しかし、時々、メーターリレーをセットするのを忘れます。 作業の習慣化が完全にはできていないのです。 バイト刃が欠けるのはめったにないので、 ほとんど場合メーターリレーに値をセットする作業を忘れても、 問題となることはありません。 作業者に問題意識が少ないために十分な習慣化ができていないのです。 作業時間を短縮すること、生産量を確保することに意識が集中し、 メーターリレーをセットする作業を忘れます。 そーいう時に限って、バイト刃が欠けて、 製品バケツが不良品の山になってるのです。

作業者の教育では解決できない

 メーターリレーをセットする作業を忘れ、 標準作業を守らない作業者を怒るのは簡単です。 似たような値を、何度も何度もセットする作業は、 標準作業を守ることを意識している作業者にも苦痛かもしれません。 値をセットする作業は行われても、間違った値をセットしてしまった かもしれません。 ちょっとした設定ミスが大量の不良品を生み出す重大な問題になります。 たまにやる、そのようなミスは、まったく減りません。 作業の習慣化や作業標準を工夫して、ミスを多少減らすことはできますが、 ゼロにはできないのです。

 自動的に値をセットするメーターリレーがほしい。 ずーと、そう思っていました。

閾値を自動設定したい

  閾値の決定は単純な事なのです。決まった計算値で算出できます。 閾値を自動算出決定するセンサーアンプは、 設定の複雑な高機能・高性能でなくていいはずです。 すくなくとも私の問題では、必要ありません。 設定項目が複雑であれば、また標準作業とその作業の習慣化に 問題が発生してしまいます。 メーターの電流値を人が見て、メーターリレーをセットするように 自分の代わりに、マシンをずーと見ててくれて、 ちょっと変ったことがあった時に、
「なんか変だよ!」
って、言ってくれるようなセンサーアンプ。

  たとえ誤報でも、疑いのある状態を見つけること、 それぐらいは、できるんじゃないか、 なるべく安く簡単お手軽なものができないだろか? 普通のセンサーアンプのように、 気軽に使える センサーアンプ が必要だと思いました。





きっとガラスの心臓です。


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しあわせ日
2009/10/31


それは、大人になったら分かることです。5128419650